「地域とともに寄り添うロータリー」を掲げる沼田ロータリークラブ（塩浦敬之会長）は11月２日、初の「パラスポーツ体験で考えるＤＥＩ」を、東原新町のＺＡＣＲＯＳアリーナぬまたで開いた。
　　ＤＥＩとはDiversity（多様性）・Equity（公平性）・nclusion（包摂性）の頭文字の略語。
　小・中・高校生ら81人が、パラリンピック出場経験者ら４人の手ほどきで、車いす陸上・車いすバスケットボール・モルック・ボッチャを体験した。初めは競技用車いすの操作に戸惑っていたが、次第に軽快な動きを見せ、モルックやボッチャで誰かが高得点を上げると、一緒に歓声を上げて喜び合った。
　同クラブは、障害のあるなしの壁を取り払い、個性を尊重した共生社会の実現を目指している。塩浦会長は「きっかけを作ることができた。ＤＥＩをもっと広めたい」と手応えを話した。

　利根郡信用金庫は10月８日、令和７年５〜７月に募集したＳＤＧｓ定期預金「尾瀬のなかま」で集まった預金額の０・０５％相当額を、尾瀬の環境保全活動資金として尾瀬保護財団へ寄付した＝提供写真＝。
　同金庫は、ニッコウキスゲやミズバショウなどの高山植物を、ニホンジカによる食害や踏み荒らしから守るため、広大な湿原をネットで囲む大規模植生保護柵（シカ柵）を設置する、ボランティア活動にも参加。
　職員12人が10月17日と25日に、越冬のためにシカ柵を撤去した。職員は25日の作業終了後、環境省職員の講話で「湿原を覆う花々の植生回復」の報告を聞き、花咲く季節に尾瀬を訪れることを楽しみにしていた。